ホワイトニングはどれくらいの頻度で行うとよい?注意点も解説!


こんにちは。東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックです。

ホワイトニングをした人

口腔内の健康はもちろん、白い歯をキープしたいと考える方が増えてきています。そのためにホワイトニングを検討する方も少なくありません。

ホワイトニングを検討するにあたり「ホワイトニングはどれくらいの頻度で行うとよい?」「効果を実感するのにどれくらいかかる?」など考えることでしょう。

そこで今回は、ホワイトニングの頻度や効果を実感するための回数について解説します。ホワイトニングを行うときの注意点も解説していますので、ホワイトニングを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

ホワイトニングの効果を実感するまでの回数

ホワイトニングの回数イメージ

歯科医院で行なわれるホワイトニングは、以下の3つです。

・オフィスホワイトニング
・ホームホワイトニング
・デュアルホワイトニング

それぞれに特徴があり、効果を実感するまでの回数は異なります。

以下にそれぞれ詳しく解説します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって施術してもらう方法です。薬剤を塗布したあと、特殊な光を照射します。

オフィスホワイトニングは、即効性が高く、一般的に1〜3回の施術で効果を実感できるでしょう。1回の通院でもある程度の効果を実感できる方も多く、即効性のある施術を望んでいる方に向いています。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院でマウスピースやホワイトニング剤を受け取り、自宅で行う方法です。マウスピースも、歯科医院で作成します。

ホームホワイトニングは、ほかの方法に比べて即効性はありません。効果を実感できるまでに2週間〜1か月かかるでしょう。

ホームホワイトニングは希望の白さになるまでの間、できれば毎日、少なくとも週に4日は実施するのが理想です。週に4日実施し、2週間で効果が出たと仮定すると、少なくとも8回以上実施しなければなりません。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。ホームホワイトニングの持続性と、オフィスホワイトニングの即効性を持ち合わせています。

効果を実感できるまでの回数は、オフィスホワイトニングと同様です。1回目のオフィスホワイトニングである程度の効果を期待できるでしょう。白い歯の状態をキープできますが、上記の2つの施術に比べると費用が高くなります。

ホワイトニングの効果はどれくらいもつ?

ホワイトニングの効果の期間イメージ

ホワイトニングの効果持続期間は、ホワイトニングの方法によって異なります。

ホワイトニングの効果持続期間を表にまとめました。

<ホワイトニングの効果持続期間>

 

ホワイトニング方法 効果持続期間
オフィスホワイトニング 3〜6か月
ホームホワイトニング 6か月〜1年
デュアルホワイトニング 1〜2年

ホワイトニングの方法を決めるときには、即効性だけでなく、持続性も考慮しましょう。

ホワイトニング方法ごとに詳しく解説します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングの効果持続期間は、3〜6か月です。ホームホワイトニングよりも高濃度の薬剤を使用するため、即効性があります。

しかし、オフィスホワイトニングは表面のみの漂白しかできません。白い歯になったと安心してケアを怠るとすぐに元の状態に戻ります。白い歯を手に入れられますが、効果が持続しないのはオフィスホワイトニングのデメリットといえるでしょう。

ホームホワイトニング

上述したとおり、ホームホワイトニングには即効性はありませんが持続性はあります。効果持続期間は、6か月〜1年です。

自宅で取り扱う薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素です。オフィスホワイトニングに比べて濃度が低い分、薬剤をじっくりと浸透させて漂白するため、効果持続期間が長くなります。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングの効果持続期間は、ホワイトニングのなかで最も長く1〜2年です。より早く白い歯にでき、効果も持続するため「できるだけ早く白くしたい」「効果を持続させたい」という方に向いています。

しかし、コストがかかる点はデメリットといえるでしょう。

ホワイトニングはどれくらいの頻度で行うとよい?

ホワイトニングの効果を確認する女性

ホワイトニングは、以下の頻度で行うとよいでしょう。

<ホワイトニングを行う頻度>

効果を実感できるまでの頻度 継続する場合の頻度
オフィスホワイトニング 1〜2週間に1回 2〜3か月に1回
(最低でも1年に1回)
ホームホワイトニング 1週間に4回〜毎日 1週間に1回
(最低でも2週間に1回)
デュアルホワイトニング 【ホームホワイトニング】
1週間に1〜3回
【オフィスホワイトニング】
3か月に1回
1年に1回

ホワイトニングには効果持続期間があるため、定期的に施術を受けることで白い歯をキープできます。最初のホワイトニングだけでは元の色に戻る可能性が高いため、何度か施術を受けたほうがよいでしょう。

しかし、万が一痛みが出た場合は、回数を減らしてください。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングの頻度は、1〜2週間に1回です。満足する白さになったあと、白い状態をキープするためには2〜3か月に1回の頻度で施術を受けるとよいでしょう。「ある程度の白さをキープできれば満足」と考えている場合は、1年に1回でも構いません。

ホームホワイトニング

希望の白さになるまでに実施するホームホワイトニングの頻度は、週に4日〜毎日です。ホワイトニングの薬剤を入れたマウスピースを1日に30分〜2時間装着します。

ホームホワイトニングは、薬剤の濃度が薄い分、頻繁に実施する必要があるのです。希望する白さになったあと、白い歯を持続させるためには、週に1回を目安にしてください。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングのタイミングを合わせて施術します。

頻度とタイミングは、歯科医師によって異なりますが、一般的にはホームホワイトニングは1週間に1〜3回、オフィスホワイトニングは3か月に1回です。

ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法

グラスに入った水を飲む日本人女性

ホワイトニングを行ったあとは、効果をできるだけ長持ちさせたいと思うでしょう。

ホワイトニングの効果を長持ちさせる方法は、以下のとおりです。

飲食前に水を飲む

飲食前に、水を飲んで口腔内や歯が潤った状態にしましょう。歯が乾燥した状態だと、着色しやすいためです。白くなった歯が再度着色するのを防ぐためにも、飲食前に水を飲むことを心がけてください。

禁煙する

喫煙すると、ニコチンやタールが歯に沈着します。ニコチンやタールは、歯の着色のなかでも強力な成分です。ホワイトニングの効果がなくなるため、禁煙しましょう。

着色しやすい食べ物・飲み物を控える

ホワイトニングの直後は、着色しやすい食べ物・飲み物は控えましょう。

具体的には、以下のとおりです。

・コーヒー
・ワイン
・大豆類
・カレー
・チョコレート
・ソースやケチャップ

など

豆腐や豆乳などの大豆類は色が白いため大丈夫と思われがちですが、イソフラボンを含むため避けてください。

ホワイトニング後、一定期間が過ぎたら上記の食べ物・飲み物を摂取しても問題ありませんが、食事の前には水を飲み、食後はすぐに歯磨きをしましょう。

口腔ケアを行う

ホワイトニング後は、しっかりと口腔ケアを行いましょう。特に着色しやすいものを食べたあとは、着色する前に口腔ケアを行うことを心がけてください。歯磨きが難しい場合は、うがいだけでも忘れずに行いましょう。

セルフケアと併用して、歯科医院でクリーニングを受けることも大切です。ふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを除去してもらえます。

ホワイトニングを行うときの注意点

ホワイトニングを行うときの注意点イメージ

ホワイトニングを行うときには、以下の点に注意しましょう。

施術後は着色しやすい食べ物・飲み物の摂取を控える

施術後は、着色しやすい食べ物・飲み物の摂取を控えましょう。

着色しやすい食べ物・飲み物を控えたほうがよい時間の目安は、以下のとおりです。

・オフィスホワイトニング:24〜48時間
・ホームホワイトニング:1〜2時間

ホワイトニングをした直後は、歯の表面にある「ペリクル」という成分が剥がれやすく、着色しやすい状態です。ペリクルには、エナメル質を保護する役割や歯全体をコーティングする役割があります。

剥がれたペリクルが再生されるまでの間は、着色しやすい食べ物・飲み物の摂取を控えましょう。

マウスピースの装着時間と薬剤の量を守る

ホームホワイトニングの場合には、マウスピースを装着する時間と薬剤の量を守りましょう。「できるだけ早く効果が出てほしい」という気持ちから、規定より長い時間装着したいと思う方も少なくありません。

しかし、規定より長い時間装着すると、薬剤の刺激で知覚過敏になることや、歯茎に痛みが生じることがあります。時間と薬剤の量は、歯科医師の指示に従いましょう。

ホワイトニングができない方もいる

病気や状況によっては、ホワイトニングができない方もいます。

例えば、以下のような方です。

・妊娠中・授乳中の方
・無カタラーゼ症の方

妊娠中や授乳中は体調管理を徹底したい時期です。安全な薬剤を使用しているとはいえ、大切な時期にホワイトニングをするのは避けたほうがよいでしょう。無事に出産を終え、子育てが落ち着いてからホワイトニングを受けてください。

さらに、無カタラーゼ症の方は過酸化水素(ホワイトニング剤)を分解するカタラーゼという酵素がありません。そのため、ホワイトニングをするのは難しいでしょう。

虫歯や歯周病の治療は終わらせる

虫歯や歯周病がある方は、ホワイトニングを開始する前に治療を終わらせる必要があります。虫歯や歯周病があると、薬剤を塗布したときに痛みが生じることがあるためです。痛みが生じると、ホワイトニングを継続するのが難しい場合も少なくありません。

さらに、ホワイトニングを行っている間も虫歯は進行します。せっかく白い歯を手に入れても、虫歯で歯を大きく削ることになる場合や、神経を抜くことになる場合もあるのです。虫歯治療を終わらせてからホワイトニングの施術を受けましょう。

詰め物や被せ物は白くできない

ホワイトニングで白くなるのは、天然歯です。詰め物・被せ物は白くなりません。特に前歯の一部に被せ物をしている場合は、一部だけ白くならずに目立つ可能性があります。

ホワイトニングを始める前に、歯科医師に口腔内をチェックしてもらいましょう。

セルフホワイトニングはプロが行うものではない

サロンや自宅で行うセルフホワイトニングについて、興味がある方もいるでしょう。比較的安い値段で、歯の汚れを除去し、本来の歯の色にできるため人気です。

しかし、ホームホワイトニング・オフィスホワイトニング・デュアルホワイトニングが免許をもった歯科医師のもとで施術される医療行為であるのに対し、セルフホワイトニングは免許をもっていない人が行うこともあります。

万が一、トラブルが起きたときに医療的な対処ができません。ホワイトニングを検討するにあたって違いを理解しておくことが重要です。

まとめ

ホワイトニングをした女性

ホワイトニングを行う頻度は、ホワイトニングの方法によって異なります。ホームホワイトニングの場合は効果が出るまでの間ほぼ毎日行うのに対して、オフィスホワイトニングは1〜2週間に1回歯科医院を受診して施術を受ける必要があるのです。

ホワイトニング方法ごとに特徴やメリット、デメリットがあり、効果持続期間も異なります。それぞれの特徴やメリット・デメリットをふまえ、ご自身にとってどの方法が向いているかを考えて決めましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックにご相談ください。