こんにちは。東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックです。
歯を白くしたいとホワイトニングについて調べてみると、さまざまな方法が出てきてお悩みの方もいるでしょう。「できるだけ歯を白くしたい」「歯の白さを長持ちさせたい」という方には、デュアルホワイトニングが選ばれています。
この記事では、デュアルホワイトニングはどのような流れで行うのかを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
デュアルホワイトニングとは?
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングを併用することを、デュアルホワイトニングといいます。
オフィスホワイトニングとは、歯科医院に来院し、歯科医師や歯科衛生士が施術するホワイトニングのことです。有資格者が施術を行うため、高濃度の薬剤を使用できることが特徴です。短期間で歯を白くできる上、プロに施術を任せられるので安心してホワイトニングできるのもメリットです。
ただし、白さが長持ちしにくいとされています。持続期間は約3~6か月程度といわれています。
ホームホワイトニングとは、歯科医院で作成したマウスピースと薬剤を使用し、患者さま自身が行うホワイトニングのことです。患者様でも扱える薬剤なので短期間で歯を白くはできませんが、じっくり白くするので持続力が高いことが特徴でしょう。
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングによって短期間で歯を白くした歯を、ホームホワイトニングで効果を長持ちさせる方法です。2つのホワイトニングを併用することで、それぞれのデメリットを補えるため、最もホワイトニング効果が高い方法といえます。
個人差はあるものの、デュアルホワイトニングは1~2年ほどホワイトニング効果が持続するといわれています。
デュアルホワイトニングのメリット
デュアルホワイトニングのメリットは、以下の2点です。
即効性と持続性が高い
オフィスホワイトニングのメリットは、1回の施術でも歯を白くできることです。ホームホワイトニングは即効性はないですが、歯の内部からじっくり歯を白くできるため、ホワイトニング効果が長く続きやすいです。
2つの方法を併用するデュアルホワイトニングは、短期間でもホワイトニング効果を感じられる上、効果が長く持続しやすいことがメリットです。
ホワイトニング効果が高い
ホームホワイトニングは、効果の持続期間が長いですが、真っ白な歯は目指せないことがあります。患者様が安全に使用できる濃度の薬剤を使用するため、オフィスホワイトニングと比較するとホワイトニング効果が低いのです。
しかし、デュアルホワイトニングを行えばしっかりと歯を白くしたうえで、白さを長持ちさせられます。
デュアルホワイトニングのデメリット
デュアルホワイトニングのデメリットも確認しましょう。
費用がかかる
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを順番に行うデュアルホワイトニングは、費用が高額になるのがデメリットです。それぞれのホワイトニングを合わせた費用がかかるため、人によっては負担になることがあるでしょう。
手間がかかる
デュアルホワイトニングは2つのホワイトニングを併用するため、ホワイトニング期間が長く手間がかかるのがデメリットです。
オフィスホワイトニングは歯科医院で施術を受けるため、施術のために来院しなければいけません。ホームホワイトニングは自宅で出来る方法ですが、自宅で約1~2時間の施術を約2週間続ける必要があります。
それぞれにホワイトニングの手間がかかるため、忙しくて通院が難しい方や自宅でホームホワイトニングを続けるのが難しい方などは、ホワイトニング効果が現れにくいでしょう。
デュアルホワイトニングの施術の流れ
一般的なデュアルホワイトニングの施術の流れは、以下の通りです。
カウンセリング
カウンセリングでは、現在の歯の色や希望の色味をお伺いします。その上で、デュアルホワイトニングの内容や流れもご説明します。
また、お口の中の診察を行い、虫歯や歯周病の有無も確認します。虫歯や歯周病があるままホワイトニングをすすめると、薬剤でしみたり痛んだりすることがあるためです。虫歯や歯周病が見つかれば優先的に治療するのが一般的です。
クリーニング・歯型取り
歯の表面に汚れがあるとホワイトニングの薬剤が浸透しにくくなるため、お口全体のクリーニングを行います。また、クリーニングをした後、ホームホワイトニング用のマウスピース作成のために歯型取りを行います。
オフィスホワイトニング
デュアルホワイトニングは、まずオフィスホワイトニングを行います。オフィスホワイトニングの施術の流れは、以下の通りです。
1.歯茎を保護する
2.歯の表面にホワイトニング剤を塗布する
3.照射
4.数回繰り返す
歯茎に薬剤が触れると、歯茎が白く変色したり歯茎が痛んだりするリスクがあるため、まず歯茎の保護を行います。その後、歯の表面にホワイトニング剤を塗布して特殊な光を当てて、歯を漂白します。
歯科医院によってオフィスホワイトニングの施術時間や流れは異なりますが、1時間~1時間30分ほどが一般的です。施術後は、オフィスホワイトニングの注意事項やホームホワイトニング用のマウスピースと薬剤を受け取って終了です。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングの施術の流れは、以下の通りです。
1.マウスピースに適量の薬剤を入れる
2.マウスピースを1~2時間装着する
3.約1~2週間続ける
薬剤を入れすぎると歯茎に流れて、歯茎や歯が痛くなることがありますので必ず量を守りましょう。また、ホームホワイトニングのマウスピースの装着時間は1~2時間です。
2時間以上ホワイトニングする、マウスピースを装着したまま就寝するなどすると、喉に薬剤が流れたり、歯が痛んだりすることがあるので、マウスピースの装着時間も必ず守ってください。
デュアルホワイトニングの費用
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングと同じく、デュアルホワイトニングも保険が適用されません。歯科医院によって異なりますが、デュアルホワイトニングの費用相場は約5~8万円です。
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングだけの施術を受けるよりも、短期間で歯を白くできる上に歯の白さが長持ちしやすいので、多くの方から選ばれています。
デュアルホワイトニング施術後の注意点
ホワイトニング効果が高いデュアルホワイトニングですが、施術後の過ごし方によってはホワイトニング効果が十分に得られないことがあります。ここでは、デュアルホワイトニング施術後の注意点を解説します。
色の濃い飲食物を避ける
ホワイトニングで使用する薬剤の効果により、歯の表面の色素が分解されることで歯を白くします。その際、ペリクルという歯の表面の膜が剥がれるため、ホワイトニング直後の歯は敏感で着色しやすい状態といえます。
そのため、オフィスホワイトニング後は24〜48時間、ホームホワイトニング後は1〜2時間ほどは、色の濃い飲食物を避けましょう。カレーやミートソース、コーヒー、紅茶、ワインなど、白い服につくと取れにくい飲食物は歯にも色がつきやすいので注意が必要です。
食前に水を飲んで歯の乾燥を防ぐ、食後はすぐに歯を磨く・うがいするなど、工夫して歯の着色を予防しましょう。
刺激のある飲食物を避ける
デュアルホワイトニング直後の歯は、色がつきやすいだけでなく敏感な状態でもあります。キムチなどの辛いもの、酢などの酸っぱいもの、炭酸飲料、レモンなどの柑橘類を食べると、歯がしみたり痛んだりする可能性があります。
ホワイトニングの施術直後は、刺激のあるものを避けましょう。
タバコを避ける
ホワイトニング後は、飲食物だけでなくタバコによる着色もつきやすい状態です。特に、タバコに含まれるタールによってベトベトした着色汚れがつきやすいため、可能であれば避けましょう。
知覚過敏になることがある
オフィスホワイトニングでは高濃度の薬剤を使用するため、短期間で歯を白くできるものの、その分歯への刺激が強いです。デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニング後に続けてホームホワイトニングも行うため、薬剤の刺激を受ける期間が長く続きます。
その影響で知覚過敏の症状が出ることがあります。
ただし、ホワイトニングによる知覚過敏は、時間の経過とともに治まることがほとんどです。
定期的なメンテナンスが必要
デュアルホワイトニングはホワイトニング効果が高いため、他のホワイトニングよりも持続期間が長いのが特徴です。
しかし、ホワイトニング効果は永遠ではありません。1~2年程度で元の歯の色に戻ります。そのため、毎日の歯磨きと歯科医院でのクリーニングによる定期的なメンテナンスが欠かせません。
まとめ
歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングを併用することを、デュアルホワイトニングといいます。デュアルホワイトニングの施術の流れは、まずカウンセリングを行い、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングの順番に行います。
デュアルホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックにご相談ください。