乳歯期の歯磨きのポイント


前回は乳歯列期の虫歯になりやすい場所についてお話ししました。

虫歯になりやすい場所は成長段階により部位が変わることもお話ししました。

本日は年齢、発育段階にあわせた歯ブラシ時の注意するポイントについてお話ししたいと思います。

 

生後6ヵ月


歯磨きの習慣は歯が生え始めたら始まります。

哺乳瓶によるミルクやジュースが虫歯になりやすい、とお話しましたが、栄養がたっぷり含まれた母乳も虫歯の原因になります。

理想は歯ブラシで磨く事ですが、無理に歯ブラシを使用する必要はありません。

まずはガーゼを指に巻き、拭ってあげるようにしましょう。

また、歯ブラシの毛のようにシリコンの突起がついた指サックもあります。

使いやすい物、やりやすい方法でかまいません。

毎日行い、赤ちゃんはもちろん、お父さんお母さんも歯ブラシの習慣づけを行いましょう。

 


1~2歳


この時期なると前歯の本数も増えてくるため、噛まれると強い痛みを感じるようになると思います。

ガーゼで拭ったり指サックで磨くと怪我の危険性もあるため、歯ブラシを使用してみるとよい時期かと思います。

前歯の裏側に注意して磨くよう心がけてください。

この時期になると自分で磨きたがるようになると思います。

これはもちろん良いことです。

しかし、自分で磨かせるときは注意が必要です。

「4人に1人が歯ブラシにより怪我をした、あるいは怪我をしそうになった」というデータがあります。

そのうちの4割が1歳児になります。

必ず座った状態で歯磨きを行うようにしましょう。

また、歯ブラシのネックと呼ばれる部分がしなる商品もあります。

しかし、しなるため、汚れを落としにくくなります。

あくまで、自分で磨く用として使用し、仕上げ磨き用の歯ブラシは別にご用意ください。

 


2~3歳


奥歯の噛む面に注意が必要ですが、頬っぺた側、裏側ももちろん注意が必要です。

特に上の歯の臼歯の頬っぺた側は、頬っぺたが邪魔をして磨きにくい場所になります。

大きく開けてしまうと頬っぺたが固くなり、歯ブラシが入っていきにくくなります。

少しだけ開けてもらうことで、頬っぺたが柔らかくなり、磨きやすくなります。

少ししか開けなくても、歯ブラシと反対の手の指を使用すると中が見えるようになります。

その時、頬っぺたを広げながら「びよんびよーん」と声をかけてあげると楽しみながら歯ブラシを行えるようになると思います。

 


4~5歳


この時期は、大人と同じように歯と歯の間に物が詰まりやすくなります。

歯が詰まっている場合は特に注意が必要です。

歯ブラシだけではしっかり汚れを落とすことは出来ません。

フロスを行うよう習慣づけを行いましょう。

ノンホルダータイプのフロスでももちろん問題ありませんが、手早く行うことを考えるとホルダータイプをお勧めいたします。

お口の中で操作が可能であれば大人の使用する物で問題ありません。

お口の中で大きすぎて操作がしにくい時は子供用の物を使用してみましょう。

子供用の物にはフレーバーがついているものもあります。

少しでも楽しみながら行えるようになるかもしれません。

 


まとめ


自分で磨くようになると、仕上げ磨きを嫌がる子もいると思います。

特に女の子は「おねえさんになったからもういらない!」という事もあるかと思います。

しかし、必ず仕上げ磨きは行ってください。

仕上げ磨きは永久歯が完全に生えそろうまで行うことが理想です。

仕上げ磨きを嫌がる時は、どれくらい上手に磨けたか見たいな~等上手に磨けていることを前提とした声かけを行ってみてください。

また、「上手にできているね~」「磨かなきゃいけないとこ少なくなってお母さん(お父さん)楽だな~」などたとえ磨けていなくても磨けているような声掛けを行いながら仕上げ磨きを行ってみると、モチベーションの維持につながるかと思います。

仕上げ磨きの方法や注意しなくてはいけないポイントについてわからないことがある時はお気軽にご相談ください。