こんにちは。東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックです。
ホワイトニングで歯を白くした場合、できるだけその白さを維持したいと思うでしょう。
しかし、ホワイトニングで得た歯の白さは永久に続くものではありません。時間の経過とともに次第に再着色します。再着色を予防するには、ホワイトニング後の食事がポイントです。特に、ホワイトニング直後は注意が必要です。
今回は、ホワイトニング後の食事について解説します。ホワイトニング後の注意点や、ホワイトニング後に食べてもいいものなどをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホワイトニング後はどれくらい時間が経ったら食事ができる?
ホワイトニング後でも、すぐに食事をすることに問題はありません。
ただし、食べるものには注意してください。ホワイトニング後24〜48時間は、着色しやすい食べ物を控えましょう。
通常、歯の表面はペリクルという薄い被膜で覆われています。ホワイトニングを行うと、ペリクルが一時的に剥がれた状態になります。
ペリクルは、歯全体をコーティングして歯の表面のエナメル質を保護しているため、ペリクルが剥がれると外部からの影響を受けやすくなるでしょう。ペリクルが再びもとに戻るには、24〜48時間かかるといわれています。
24時間まで着色しやすい飲食物を控えるべきとする場合もありますが、ペリクルが再生する速度には個人差があります。確実にペリクルが再生される48時間後までは控えるのが最もよいでしょう。
ホームホワイトニングの場合
ホームホワイトニングの場合、毎日ホワイトニング用のマウスピースを装着します。そのため、毎日ホワイトニング後48時間、飲食物を制限することは難しいでしょう。
ホームホワイトニングは、2週間程度毎日マウスピースを装着して、徐々に歯を白くする方法です。ホームホワイトニングをしている期間は、常に着色しやすい飲食物を控えるのが理想です。マウスピースを外してから2時間程度は、特に控えましょう。
ホワイトニング後の食事に関する注意点
ホワイトニング後は歯が着色することを防ぐために、歯の表面のペリクルが再生する48時間までは着色しやすい飲食物を控えてください。48時間経過後は歯の表面が通常の状態に戻りますが、日頃から特に着色しやすいものを控えることで、ホワイトニング後の白い歯を維持できます。
ポリフェノールを含む、コーヒー・赤ワイン・チョコレートやお茶類は、特に着色しやすいです。喫煙も歯が着色しやすいでしょう。
日頃から嗜好品をすべて控える必要はありませんが、摂取したあとはお水を飲む、うがいをするなど、着色しないように工夫してください。
ホワイトニング後に食べてよいもの
ホワイトニング直後でも、着色しにくい食べ物であれば食べても問題ありません。色が白い食べ物をイメージすると分かりやすいです。
ホワイトニング後48時間経過するまでは、以下にご紹介する飲食物を選択するとよいでしょう。食べられるものに限りがあるので、ホワイトニングの施術日は食事の予定を入れないなど、スケジュールを調整してください。
ホワイトニング後に食べてもよいものは、以下のとおりです。
・白米
・白身魚
・ホワイトソースを使った料理
・クリームパスタ
・ヨーグルト
・白いパン
・大根やカリフラワーなどの色の白い野菜
・バナナやリンゴなど色の薄い果物
調理するときは、塩や出汁などで味付けしてください。醤油などの色が濃い調味料を使わないようにしましょう。
ホワイトニング後に飲んでもよいものは、以下のとおりです。
・牛乳
・水
・ハーブティーなど色の薄いお茶
・白ワイン
色がついていない飲み物を選びましょう。無色や白色のジュース類も問題ありません。
ホワイトニング後に食べるのを控えたほうがよいもの
ホワイトニング後は着色しやすい状態なので、ポリフェノールやタンニンを多く含む食材は控えてください。喫煙すると着色しやすいので、白い歯を維持したい場合は禁煙するのが理想でしょう。
ホワイトニング後に控えたほうがよい食べ物は、以下のとおりです。
・トマトソース
・カレー
・醤油などの濃い色の調味料を使った料理
・ケチャップ
・キムチ
・チョコレート
・ブルーベリー、ストロベリーなどのベリー類
・レモン
ホワイトニング後に控えたほうがよい飲み物は、以下のとおりです。
・コーヒー
・緑茶、紅茶類
・赤ワイン
・炭酸飲料水
レモンは色が薄いですが、酸味が強いので刺激を感じることがあります。ホワイトニング後は控えたほうがよいでしょう。
色はついていませんが、炭酸水も控えてください。歯の表面のカルシウムを溶かし、歯を傷つける可能性があります。歯が傷つくと、着色しやすくなります。
食事後はしっかりケアをしよう!
ホワイトニング後の再着色を予防するには、毎食後、歯磨きなどのケアをきちんと行うことも大切です。ケアのポイントをご紹介します。
食事後は必ず歯磨きする
できるだけ毎食後歯磨きしましょう。食事による着色を予防できます。虫歯や歯周病の予防にもなるので、歯の見た目と健康のために丁寧な歯磨きを心がけましょう。
外食など、歯磨きが難しい場合は食後にうがいしてください。歯磨きほど汚れは取れませんが、大まかな食べかすを除去し、お口に残った着色汚れのもとを取り除けます。
着色予防のために、食後に水を飲むのも効果的です。
ホワイトニング歯磨き粉を使用する
「ホワイトニング歯磨き粉」として市販されている歯磨き粉を使用してもよいでしょう。
ホワイトニング歯磨き粉は歯自体の色を白くすることはできませんが、着色汚れを浮かせて落とし、歯を本来の白さに戻す成分が含まれています。ふだんの歯磨きに使用することで、着色しにくくなる効果も期待できるでしょう。
ただし、ホワイトニング歯磨き粉として販売されているもののなかには、研磨剤が多く含まれているものがあります。研磨剤が多く含まれた歯磨き粉を使用すると、歯の表面が傷つくかもしれません。ホワイトニング後は低研磨性の歯磨き粉を選んでください。
市販されている歯磨き粉は数多くあるので、どれを選べばよいかわからないと思う方がいるかもしれません。歯科医院で販売されているものを購入するか、歯科医院で成分について確認するとよいでしょう。
歯科医院でケアを受ける
ホワイトニングで得た歯の白さを維持するには、歯科医院でのクリーニングも効果的です。専用の器具とペーストを使い、ふだんの歯磨きでは除去できない汚れを取り除きます。ホワイトニング以上の効果はありませんが、ホワイトニングで得た歯の白さを維持するのに向いています。
ホワイトニング後の色戻りが気になる場合は、再度ホワイトニングをするタッチアップを受けるとよいでしょう。
まとめ
ホワイトニング直後は、歯の表面を保護する被膜「ペリクル」が剥がれ落ちた状態です。非常に再着色を起こしやすくなっています。
ペリクルがもとに戻るには、24〜48時間がかかるといわれています。ホワイトニング後48時間までは、コーヒーやカレーなどの色の濃い飲食物は避けてください。レモンや炭酸水など、歯に刺激を与える飲食物も控えたほうがよいでしょう。喫煙も着色しやすいので、可能であれば控えてください。
ホワイトニングで得た歯の白さをできるだけ維持するには、自宅でのケアが大切です。食後は丁寧に歯磨きをしましょう。
ご自身では落とせない汚れは、歯科医院で定期的にクリーニングを受けて落としてもらってください。
歯のホワイトニングを検討されている方は、東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックにご相談ください。