こんにちは。東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックです。
「歯のブリッジの費用はどれくらいなの?」と疑問をお持ちの方もいるでしょう。ブリッジは歯を失ったときの治療法のひとつです。ブリッジ治療には保険が適用されるものと自費診療となるものがあり、選ぶ材料や治療方法によって費用は大きく異なります。
この記事では、歯のブリッジの費用を種類別に詳しく解説します。費用が高額になるケースや費用負担を抑える方法についてもご紹介しますので、ブリッジ治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
歯のブリッジとは
歯のブリッジとは、失った歯の機能と見た目を補うために、隣接する歯を支えとして人工の歯を固定する治療法です。名前の通り、橋をかけるようにして失われた歯を補うことからブリッジと呼ばれています。
虫歯や歯周病などで歯を失ったあとの治療として選択されることが多いです。取り外しが不要で装着時の違和感が少なく、自然な見た目と噛む力を回復させることができます。
歯のブリッジの費用[種類別]
歯のブリッジには、保険が適用されるものと自費のものがあります。ここでは、それぞれの費用の目安について解説します。
保険が適用されるブリッジの費用
保険が適用されるブリッジの費用の目安は、以下のとおりです。
プラスチック素材のブリッジ
前歯など見た目が重視される部位には、金属フレームにプラスチックを被せた硬質レジン前装冠が使用されます。これにより自然な見た目を保てますが、プラスチック部分が劣化しやすいため、強度に問題が生じる場合もあるでしょう。
費用は3割負担の場合、3本連結で約1万〜3万円です。
銀歯のブリッジ
奥歯の治療には、金属製の銀歯が使用されます。この素材は噛む機能を十分に果たしますが、目立ちやすいため審美性に欠ける点がデメリットです。また、金属は時間とともに劣化しやすく、土台が損傷することもあるため、ブリッジの寿命に影響する可能性があります。
費用は3割負担の場合で、おおよそ1万円前後です。
自費のブリッジの費用
自費のブリッジの費用の目安は、以下のとおりです。自費のブリッジの費用は歯科医院によって異なりますので、詳しくは歯科医院へお問い合わせください。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、歯科用プラスチックのレジンとセラミックを混ぜた素材です。自然な見た目を再現できる点と費用が安いという点がメリットです。
一方で、強度が低く、変色しやすい点はデメリットといえます。費用は約4万円〜8万円です。
メタルボンド
メタルボンドは、金属のフレームの外側にセラミックを焼き付けたものです。強度が高いため奥歯の治療に使用されることが多いです。金属を使用しているため、金属アレルギーの方は避けたほうがよういでしょう。費用は約8万円〜10万円です。
オールセラミック
オールセラミックは、セラミックだけで作られた素材です。金属アレルギーの心配がなく、透明感がある点が特徴です。強い力が加わると欠けることがある点はデメリットといえます。費用は約8万円〜13万円です。
ジルコニア
ジルコニアは、非常に強度が高く、透明感がある素材です。割れにくいため、奥歯の治療にも使用できます。費用は約10万円〜20万円です。
歯のブリッジの費用が高額となるケース
歯のブリッジの費用が高額となるケースは、以下のとおりです。
審美性を重視するケース
審美性を重視する場合には、保険適用外の高品質な素材を選ぶことが多いです。オールセラミックやジルコニアは天然歯に近い色や透明感があり、天然歯のような見た目を再現できますが、費用が高くなる傾向があります。
複数本連続したブリッジ
連続して複数の歯が欠損している場合には、その部分をカバーするために長いブリッジが必要です。ブリッジが長くなるほど使用する材料が増えるため、費用が高くなります。特に3本以上の歯を連結する場合、高額になりやすいです。
支えとする隣接歯の治療が必要となるケース
ブリッジの支えとなる隣接歯が虫歯や歯周病になっている場合には、追加の治療が必要です。支えとなる歯を強化するための処置や土台の補強が求められ、治療費がかかることがあります。
歯のブリッジの費用を抑える方法はある?
歯のブリッジの費用を抑える方法は、以下のとおりです。
保険が適用されるブリッジを選ぶ
保険が適用されるブリッジを選べば、治療費を抑えられます。保険が適用されるブリッジは、銀歯や硬質レジン前装冠などです。これらは、自費のブリッジに比べると審美性や耐久性が劣る場合がありますが、食事や会話をするうえで不便に感じることはないでしょう。
医療費控除を活用する
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えたときに受けられる所得控除のことです。治療にかかる費用を安くすることはできませんが、確定申告することで、税金の一部が還付されることがあります。
ただし、審美目的の場合には医療費控除の対象になりません。また、医療費控除を受けるためには、ご自身で確定申告する必要があります。交通費や薬代も対象になるため、領収書を捨てずに保管しておきましょう。
複数の歯科医院で見積もりを取る
複数の歯科医院で見積もりを取って比較検討することも重要です。歯科医院によって費用や使用する材料、治療内容に違いがあります。費用を抑えるだけでなく、信用できる歯科医院を選択するためにも、複数の歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。
長期的な視点で素材を選択する
費用が安い素材のブリッジを選んでも、耐久性が低ければ、その後のメンテナンスや修理に費用がかかることがあります。使用する素材を選ぶ際は、耐久性やメンテナンスにかかる費用なども考慮したうえで選択することが大切です。
歯のブリッジ・インプラント・入れ歯の費用を比較
失った歯を補う治療には、ブリッジのほかにインプラントと入れ歯があります。それぞれ特徴や費用が異なるため、よく理解したうえでご自身に合った治療法を選択しましょう。ここでは、歯のブリッジ・インプラント・入れ歯の費用について解説します。
ブリッジの費用
上述のとおり、ブリッジ治療の費用は保険診療か自費診療かで異なります。保険適用で治療を受ける場合の費用は1万円〜3万円程度です。審美性や耐久性が高い素材を選択する場合には自費診療となり、費用は4万円〜20万円ほどかかります。
インプラントの費用
インプラントとは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。インプラント治療は保険が適用されません。インプラント1本あたりの費用は30万円〜50万円程度です。
費用は高額ですが、審美性や耐久性に優れており、長期的な視点で見てもコストパフォーマンスが高い治療法と言えるでしょう。
入れ歯の費用
入れ歯は、取り外し可能な人工歯です。入れ歯もブリッジ同様に、保険が適用されるものと自費治療のものがあります。保険が適用される入れ歯の費用は、3割負担で5,000円〜2万円程度です。自費治療の入れ歯の費用は15万円〜80万円と高額になります。
まとめ
ブリッジには、保険が適用されるものと自費のものがあります。保険が適用されるブリッジを選択すれば費用を抑えられますが、審美性や耐久性が劣る場合があります。
一方で自費のブリッジは高額ですが、天然の歯のような自然な見た目を再現できるでしょう。
失った歯を補う治療には、ブリッジのほかにインプラントや入れ歯もあります。それぞれ特徴や費用が異なるため、よく理解したうえで選ぶようにしてください。
ブリッジ治療を検討されている方は、東京都世田谷区北沢にある医療法人社団 燦陽会 下北沢駅前歯科クリニックにご相談ください。
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