下北沢駅前歯科クリニック 院長の高橋です。
緊急事態宣言が出て、みなさま不安な日々をお過ごしと思います。
歯科治療に関しましては、緊急事態が収束し日常生活が戻ったときに歯が悪くなっていかないように、院内感染対策を徹底して、引き続きできる範囲内で治療とメンテナンスを行っています。
口腔内にいる歯周病菌は、全身疾患にも影響を及ぼすことも分かっています。
メンテナンスや歯石取りなどのクリーニングを行うことで、免疫力の低下を防ぐことが出来ます。
また、虫歯も痛みが無い状態で放っておくと、神経が痛み出して激痛が出たり、最悪歯を抜かなくてはならないこともあります。
診療・治療におきましてはスタンダードプリコーション(※)の遵守。
患者さんごとのタービンの滅菌、ディスポで捨てられるものは使い捨てにする、ドアの開放や、換気を良くした状態での個室での診療、ウイルス除去に効果のある次亜塩素酸水の噴霧、受付でなるべく患者さん同士が顔を合わせないように予約を調整する、などの出来る限りの対策をしています。
(※)標準予防策。感染症の有無に関係なく、全ての患者を対象に、血液・体液など様々なものが感染原因になるという考え。実践することで患者と医療従事者双方の感染リスクを減少することができる。
歯科に今いくのは怖いと思われる方もいらっしゃると思います。しかし、医療従事者は今回の事態が起きる前から、常に診療をすることで感染のリスクを抱えています。自分が感染するだけでなく患者さんに感染させない、ということも常に気を付けています。
もちろん今は緊急事態ですので、積極的に虫歯治療をしたほうがいいとか、メンテナンスをしたほうがいいということではありません。
痛みや口腔内の状態に不安があるかたは、落ち着いてからでもいいですし、お電話での相談も受け付けております。